転落人生⑧

転落人生⑧ · 13日 8月 2019
それでも諦めきれない私の心は、日々、次のような自問自答を繰り返していたのである: 「どこかにいないものだろうか?こんなろくでもない男を救うことのできる、途方もなく深い知恵を備えた女性が。しかし、それは一体どんな知恵なのだろう?想像すらできない。やはり、そんな女性などいるはずがないのだ。現実世界には…」 いっそ、頸動脈でも切ってしまおうか。 絶え間ない自殺願望にさいなまれていた私に対して、ある日、ひとつの閃きが与えられた。今ふり返ってみると、これこそが、主イエスの御手が伸べられた瞬間であったように思う。